平成26年度公正フォーラム第3回「企業不祥事対策」(H26.12.10)

平成26年12月10日,弁護士・公認不正検査士の木曽裕先生(第一東京弁護士会)をお迎えして,平成26年度第3回公正フォーラム「企業不祥事対策」が開催されました。
現代では,対応の遅れが「炎上」すなわち企業価値の低下に直結することが強調された後,法令違反の有無という訴訟的発想では,一般人の反感を招き,容易に「炎上」につながることが指摘されました。その後,実際に相談があった場合にはどのタイミングで何をすべきか,不祥事を調査する際の弁護士の関わり方や(特に先生の検事時代の御経験を踏まえて)調査のポイントについてもご教授いただきました。
不祥事は,企業の大小ではなく影響の大小こそが重要です。中小企業の多い大阪において,企業法務がより盛りあがっていくための勉強の機会として,本フォーラムは非常に有意義でした。
フォーラム終了後に開催された懇親会(「レーベルカフェ」)にも,木曽先生を始め多数の先生方にご出席いただき、非常に楽しい交流ができました。(66期 浅田有貴)

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