ご挨拶

2020年度
法曹公正会幹事長 横山 耕平

皆様 ようこそ法曹公正会のホームページへ。

法曹公正会は、大阪弁護士会に7つある会派の1つで、大阪弁護士会所属の弁護士によって構成されている親睦団体です。その歴史は古く、昭和13年2月20日に法曹啓明会と新生会という2つの団体が合併して結成され、一昨年、結成80年を迎えました。現在では会員数が500人近く、大阪弁護士会の中では4番目の規模を擁する会派となっており、本年度は、当会派の川下清弁護士が大阪弁護士会会長に就任しています。

法曹公正会は、普段の活動として、会員相互の親睦を深め、あるいは会員の研鑽を図るべく、旅行やソフトボール大会、勉強会、研修会等を企画・実行するほか、会員相互の情報共有・交換等のため年に3回会報を発行しております。また、法曹界の発展を目指してシンポジウム等も開催しております。

これからも、会員全員が楽しく親睦を図りつつ、法曹界の発展のために寄与していきたいと考えておりますので、何卒よろしくお願い申し上げます。

令和2年度法曹公正会執行部紹介

はじめに

昨今の、新型コロナウイルス感染症の世界的な蔓延に、われわれは、人と人とのつながりの方法について変容を余儀なくされているとともに、新たな可能性の萌芽をそこに見つつあります。

世界的な歴史学者である、イスラエルのユバル・ノア・ハラリ氏(Yuval Noah Harari、1976年2月24日〜)は、今急速に進みつつある変容を指して、「2021年(来年)に選挙で選ばれたリーダーは、もはやパーティーが終わったあとに到着したようなものである。」と言っています。そこには、もはや、汚れた皿しか残っていない、重要な方向性が決まるのは、今この「2020年」であると。

これは、われわれ法曹公正会の在り方にも言えるのかもしれません。リモートで人が繋がることが急速に進む中で、親睦を旨とするわれわれは、どのようにつながり、どのように共感を育んでいくのでしょうか。

奇しくも、そのために適任の方々に、副幹事長としてお越し頂いたというのが、幹事長の偽らざる感想です。

鋼鉄王アンドリュー・カーネギー(1835年11月25日〜 1919年8月11日)の墓碑に、
”Here lies a man who was able to surround himself with men far cleverer than himself.”「己より優れた者を周りに集めた者、ここに眠る」と刻まれています。これは、"おのれよりも優れた者に働いてもらう方法を知る男ここに眠る"とも意訳されますが、私は、この言葉が好きです。自分の記憶力も各種能力もますます怪しくなってきている今日この頃の私には、あこがれも含めて、斯くありたいと思うところです。

今年の執行部も、そのような「men(women)」に就任頂きました。
以下、ご紹介を致します。

ご紹介

滝口広子先生

滝口広子先生は、44期、平成4年4月に弁護士登録とともに大阪弁護士会に入会され、現在、北浜法律事務所・外国法共同事業を支えるお一人であることは、みなさんご存じかと思います。

弁護士業務以外の活動としても、大阪家庭裁判所家事調停委員、大阪市入札等監視委員会委員、大阪市人事監察委員会委員等を歴任するとともに、大阪弁護士会では、司法修習委員会、男女共同参画推進本部等の委員、日弁連では、業務改革委員会の委員でもあり、上場企業の社外役員もされています。また、後進のため、大阪大学大学院高等司法研究科の特任教授もされています。

滝口先生によると、北浜法律事務所の11人目の弁護士として、最初に事務所訪問をした日、家族のように温かい雰囲気で、ポテンシャルを秘めたパワーを感じて、「この人たちと一緒に働きたい」と思って入所されたそうです。家族のような温かい雰囲気を持っているのは、当法曹公正会も同じです。子育ても終了した今、弁護士としてもっと良い仕事をしたいと思っているという滝口先生が、今年、法曹公正会の執行部としてその力を遺憾なく発揮して頂けることは、幹事長として、天恵です。

鈴木一郎先生

鈴木一郎先生は、54期、全国に名をとどろかす、刑事弁護の第一人者であり、その知見を分かりやすく、大阪弁護士会のラジオ放送「弁護士の放課後 ほないこか」の「法律のほ~」のコーナーでも、日本版「司法取引」について、大阪弁護士会刑事弁護委員会委員長としてお話頂いたりしたことがありました。

鈴木一郎先生は、大阪地検特捜部の主任検事が改ざんしたフロッピーディスク(FD)に関して、検察側から開示された捜査報告書の内容と食い違って更新日時のずれに気づき、鈴木先生ら弁護団の対応がその後の関連する村木厚子さんの裁判の帰趨を大きく変えたこととその評価を更に高くしたことは衆目の一致するところかと思います。

鈴木先生と私は、平成30年の刑事弁護委員会委員長と同委員会担当副会長という関係で、一緒に仕事をさせて頂きました。その責任感の強いかつ繊細な仕事ぶりはみなさんご存じと思います。責任感の強さは、その年の6月の朝、大阪北部で震度6の大きな地震があり、交通網が寸断されて私も大阪北部の自宅から動けなくなりました。鈴木先生は、地震直後、私の携帯電話に、「副会長!当番弁護士、どうなっていますか!」と、大阪の当番弁護士が稼働しているかを心配していました。幸い、会員の皆さんの協力を得て、当日以降も当番弁護士は滞ることなく稼働を続けることができました。

そのような鈴木先生が、今回、執行部をお手伝い頂けることは嬉しいかぎりです。そうぞ、皆様、ご期待下さい。

長村みさお先生

長村みさお先生は、現行60期、弁護士登録に際し鳥取県弁護士会に所属されたあと、平成22年、大阪弁護士会に登録換えをされて、法曹公正会に入られました。

大阪弁護士会では、民暴委員会の副委員長として活躍されました。

今回、横山から執行部入りをお願いにあがったところ、当初はずいぶん(?)警戒されていたようで(笑)、事務所にお邪魔したときは終始マスク姿で、チャーミングなお顔を私からきちんと見ることができませんでしたが、長村先生の力量を見込んでお手伝いを頂きたいとの来訪の趣旨を御説明のうえお願いすると、2,3の御質問(たしか、仕事の中身と負担感のような話だったと思います。)のあと、即断、マスクを外して、「お受けをしましょう」と言って頂きました。お分かりのように、とても瞬発力と決断力のある、気っぷの良い先生です。

いままでの活躍を、当年度の執行部で、法曹公正会に還元して頂くことを期待しているお一人です。

中井真雄先生

中井真雄先生は、現行60期、大阪修習で、親御さんの後押しがあって、修習後すぐの独立を決意し、二回試験合格後平成20年9月に大阪で弁護士登録、同年11月に事務所開設、いわゆる「ソクドク」のエースです。

中井先生は、ご存じの方も多いでしょうが、おしゃべりも上手で、MBSラジオ「弁護士の放課後 ほな行こか」でもご存じ、レギュラー出演の経験もおありです。

また、最近では「1型糖尿病障害年金訴訟」の弁護団としても、これまで支給されていた障害年金が突然打ち切られてしまった患者さんたちが支給再開を求めた事件でも、活躍されています。

障がい者の刑事弁護にも深い造詣がおありで、各方面で活躍され、その名は知れ渡っていた中井先生ですが、今回、当年度の執行部としてお手伝いを頂くことになりました。事務所にお願いにお邪魔したところ、私の顔をみて、私が口を開く前に、「年貢を納めるときがきました。」とおっしゃってくださいました。人が放っておく訳のない人材ですが、本年度の執行部に入って頂けることは嬉しい限りです。

是非、活躍を期待しています。

中林祐太先生

中林祐太先生は、新66期、私が平成26年に法曹公正会の広報委員会委員長をしたときに、会計担当として私の右腕になり補佐をしてくださった、知恵袋で、法曹公正会の若きホープのひとりです。

一言でいうと、洞察力に優れた良い頭のよい子で、あまり頭が回りすぎるので、ついていくのに大変なときのありますが、そんな周りのことを気にもしない屈託の無さが、頭のよい子にありがちなところで、それも彼の魅力の一つです。

今回の執行部で真っ先に白羽の矢を立てた一人です。今回、その知恵袋ぶりを如何なく発揮してくれています。特に、ITへの深い造詣は、いま、このコロナ禍の状況下だからこそ、大いに執行部の力になってくれています。彼がいなければ、Web会議の活用など、実施までの道のりがどうなっていたかと考えると、ゾッとするときがあります。

きっと当年度の執行部でも、知恵袋として私を大いに支えてくれるものと期待しています。

以上