2009年度第2回公正フォーラムの報告

 平成21年12月8日(火),大阪弁護士会館において,2009年度第2回公正フォーラムが開催されました。テーマは「大不況時代の労働事件~労働事件の基本から実践まで~」との内容で,共立法律事務所の幸長裕美先生(法曹公正会 45期)及び弁護士法人淀屋橋・山上合同の渡邊徹先生(五月会 51期)にご講演いただきました。
 幸長先生は,労働者側の立場から,労働審判制度の概要と運用状況・課題についてお話し頂きました。豊富な経験に裏付けられた極めて実務的な内容であり,書籍には記載されていない生の情報を多く提供して頂きました。
 渡邊先生は,使用者側の立場から,労働契約法の理解のポイントや急増する個別的労使紛争の実態についてお話し頂きました。渡邊先生も豊富な実務経験をもとに様々な事例を交えてお話し頂きました。
 お二人の先生の講演は,反対の立場の先生からのコメントを交えながら進められましたので,各問題点について多面的な情報を与えて頂きました。
 実務においてすぐに役立つ情報ばかりの盛りだくさんの講演でありましたので,幅広い層の弁護士にとって非常に有意義な時間となりました。


 (公正フォーラム委員会 58期  牧 隆之)

  • 講演される幸長裕美先生

  • 講演される渡邊徹先生

  • 会場の様子

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