第52回和歌山人権擁護大会

平成21年11月5,6日、和歌山で、日本弁護士連合会の第52回人権擁護大会が開催されました。
全国から1400人もの弁護士が参加され、大阪からも多くの皆さんが参加されていました。
大会会場の和歌山県民文化会館大ホールには、5つの宣言案の垂れ幕が掲げられ、実行委員会水野八朗委員長の開会の辞ではじまり、地元和歌山弁護士会月山純典会長から挨拶がなされました。その後、日本弁護士連合会宮﨑誠会長から挨拶がなされ、和歌山県知事、和歌山市長等から祝辞があり、その後、人権擁護大会運営委員会石田法子委員長が議長となり、議事がはじまりました。
発言者の発言内容は、リアルタイムで、速記官の方によって壇上右側の大画面に文字で表示されるとともに、壇上向かって左前に立っておられた手話通訳の方によって手話通訳され(何分かおきに交代でなされていました)、細やかな配慮がなされていました。
午後4時半頃までに、(1)取調べの可視化を求める宣言案(-刑事訴訟法施行60年と裁判員制度の実施をふまえて-)、(2)表現の自由を確立する宣言案~自由で民主的な社会の実現のために~、(3)地球温暖化の危険から将来世代を守る宣言案、(4)消費者被害のない安全で公正な社会を実現するための宣言案、(5)「人権のための行動宣言2009」のもと人権擁護活動を一層推し進める宣言案、の5つの宣言案が議決されました。
アバローム紀の国での懇親会では、開宴時間前から各所でお酒が酌み交わされ、ものすごい熱気でした。宮﨑会長の挨拶のあと正式に開宴しましたが、2階、3階の2つの大宴会場でも人が一杯で大盛況でした。人権擁護大会は、日本全国から多くの弁護士が集まるので懐かしい知人に会うことができる機会でもあります。
来年の人権擁護大会は、10月7日(木)、8(金)、岩手弁護士会主催で盛岡市です。

  • 5つの宣言案を背に挨拶する水野実行委員長

  • 和歌山弁護士会月山会長

  • 懇親会で挨拶する日弁連宮﨑会長

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