役員室だより
平成18年度は、新会館がオープンします。財務・会館委員会を担当し、その目で、新会館の建設の経緯を見ると、出来上がりの斬新さと計画の用意周到さに目を瞠るばかりで歴代の理事者の方々の英知に改めて感心するばかりです。
他方、私は、理事者の一員として、肩に力を入れ過ぎず、普通のことを普通のように対処したいと思います。こう言えば力が入っていないかのようですが、日々、頭をスッキリさせて、気持ち良く会長並びに他の副会長と共に仕事をしており、この中で、一生懸命に判断した結果が、大方が納得する普通の判断ということです。
前年度は常議員会副議長として弁護士会の勉強をさせていただく機会をいただき、充電させてもらったことも大いに役立ち、充実した毎日を送っております。公正会の先生方の各種委員会での活躍や時々役員室をのぞいて下さる先生方の励ましに答えるべく、胸を開き、大きな聞く耳を持ち、頭をカラッポにして方向性だけは確かにして役員室で頑張っております。
私の主な担当分野は、先に述べた財務・会館以外に消費者保護、子どもの権利、法教育、高齢者・障害者センター、犯罪被害者支援、厚生、図書、交通事故と、いずれも活発な委員会活動をされ、実績を残されている委員会です。
法教育は、例年の活動の積み重ねの上に浦田萬里副会長が担当の前年度は、裁判所、検察庁も参加しての中学校での模擬裁判が各方面より高い評価を受けました。本年も萬里委員長のリードのもと法教育に積極的に取り組んでいきたいと思います。
高齢者・障害者センター通称「ひまわり」は、久岡英樹先生をはじめ委員の方々が社会福祉団体とも連携し、尊い仕事をしており、引き続き業務に邁進したいと思います。
交通事故委員会は、裁判所と弁護士会が、交通事故問題の研究と交流をする委員会であり、本年は岸田好美委員長のもとでまとまった交通事故マニュアルを出版したいと考えております。
これら委員会は、現場で起こることを弁護士の目で見てバランス感覚を持って対処し、適正な解決をする実績を上げてきました。私は、これら委員会を担当させていただき、自らの眼を確かなものにするとともに、現場で活躍する会員の声が会の声となるよう現場の声を大切にしていきたいと思います。
このようなやりがいのある貴重な経験をさせていただき、公正会の先生方には厚く感謝の日々であります。